
従業員のために
日本ケミファグループは、社員が持つさまざまな個性や能力を活かせる体制の整備や企業風土の醸成に努めています。

1. 従業員の能力を活かす仕組み、育成制度
従業員の能力発掘や次世代マネジメント層の育成のために、各年代・職種に適した研修・サポート制度を整えています。また、業績に連動した評価やマネジメント能力を適切に評価する考課基準、チャレンジを奨励するとともにライフステージに応じた多様な働き方に対応する人事制度やダイバーシティの推進など、一人ひとりの能力を活かすための仕組みづくりや、研究者の海外派遣、MBA 取得支援、TOEIC 受験の補助金支給など、グローバルレベルで活躍できる人材育成も行っています。

2. ハラスメントの防止とメンタルヘルス
社内外で加害者・被害者を出さないよう、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティーハラスメントなどの、職場におけるハラスメントに関する研修を行っています。セクシャルハラスメントに関しては、その禁止などを就業規則で定めるとともに、「セクハラ防止マニュアル」を作成し、社内への周知を図っています。社内および社外の第三者による通報・相談窓口を設け、各種ハラスメントの防止や、適切に対応するための体制を整えています。
また、毎年、全社員にストレスチェックを実施し、希望者には医師による面談指導を行い、社員のメンタルヘルスの維持・向上に努めています。
3. ワークライフバランスの推進
ワークライフバランスの推進に向け、ノー残業デーの設定、20 時以降の時間外労働の原則禁止や朝残業の推奨など、近年、長時間労働防止への取り組みを強化してきました。2019 年度には有給休暇取得推奨や時間外勤務削減・管理をさらに徹底し、働き方に対する意識を高め、継続的なフォローを行いました。
また、社員一人ひとりが持てる能力を発揮し、安心して働き続けることができるよう、業務の状況に応じて始業・終業時刻を変更できる「フレックスタイム制度」や本人の裁量により業務を遂行する「裁量労働制」、育児や介護、配偶者の転勤などにより一度職場を離れた従業員の復職を促進する「カムバック登録制度」や、定年後の「再雇用制度」など、一人ひとりの事情や希望に応じて働く環境を考慮するとともに、それぞれの持つ経験とノウハウを十分に活かせる制度を取り入れています。
また、2019 年度末から続く新型コロナウイルス感染症から従業員を守るために、勤務形態に関して在宅勤務(テレワーク)や時差出勤の推奨、フリーアドレスの導入、WEB 会議の利用など、さまざまな対応を行ってきました。今後も従業員の安全を確保しつつ、医薬品の安定供給に支障が出ることのないような取り組みを継続していきます。
4. 有給休暇の使用促進
ワークライフバランス推進の一環として、2021 年度から新たに年次有給休暇の10 日間事前登録制度を開始しました。従業員が仕事のみならず家庭や余暇の活動においても、生き生きと元気で輝く人であってほしいと願います。働く社員たちが自身の生活に幸福を感じることが、より良い製品やサービスの提供につながると考えます。また、このような考えのもと、事前登録する有給休暇についてはできるだけ、連続休暇として取得することも推奨しています。